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あやとり

昨晩、自宅で寝ようとしていたら、急に姉が部屋に入ってきました。
大学で幼児教育を受け持っている姉が、ある学生さんから、「明日、授業で『あやとり』を教えてほしい」とリクエストされたとのこと。一人あやとりは、動画をみてクリアできたけど、二人でするあやとりは相手が要るので、助けてほしいと言うのです。

あやとりは、幼少の頃、祖母とよくしていました。母からも教えてもらいました。が、今や、講義で習うものになっているとは・・・。

と思いながらも、姉が最初の『川』を作ると、私は小指で川の中の2本をすくって、親指と人差し指ですくいあげると、あれ?また『川』にもどった! もう一度。ここに指を入れてこう取って・・。さっきはすくいあげたけど、今度は降ろしてみよう!

あ、『網』になった。次はこうするねんで・・・。こんなことを繰り返しながら、こうでもない、ああでもない、こうしてみて、ああしてみてと、教材の予習のお手伝いのはずが、時間も忘れて夜な夜な50代の姉妹が、小学生の少女にもどっていました。

そういえば、腰の圧迫骨折でアマニカスに入居していた女性と、あやとりをしたことがありました。もう何十年もあやとりなんてしていないわ、と言いつつも、その女性も私もそのやりとりに、やればやるほどいろんな記憶がよみがえってきました。そのときも、90代の女性と私は、少女になっていました。記憶では忘れていても、手はしっかりと覚えていて、次々に新しい技がお目見えして、たのしい時間でした。

コロナ過でなかなか外出できず、おうち時間が増え、暗い気持ちにもなりますが、手の運動と記憶の呼びもどしのリハビリを取り入れた遊びもいいなぁ、と改めて実感。明日出勤したら、リハビリ担当のMさんに紹介してみよう。当然、感染対策はきっちりとしないと!

それはそうと、姉の授業はうまくいったのかしら?帰ってきたら、そっと聞いてみよう。