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サービス担当者会議について

アマニカスにいらっしゃるご入居者様は一般で言うと在宅にいらっしゃる方と変わりのない介護サービスを受ける事になります。

その提供する居宅サービスに関して、ケアマネージャー主導で患者さん、ご家族、その他関わっているメンバーを集め、サービス担当者会議が開かれることがあります。私自身も訪問介護ステーションのサービス提供責任者として毎回参加しているのですが、開催の経緯や内容についてまとめさせて頂きましたので共有させていただきます。サービス担当者会議は「サ担」や「担会」等と略して呼ぶこともあり、ケアマネージャーさんや、その他関わっている職種の方々、またご家族等と直接お会いしお話できる貴重な機会です。

正式に少し堅苦しく・・・まとめさせて頂きますと

【サービス担当者会議とは】
定義
(指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準より)
ケアマネージャーがケアプラン作成のために、利用者及びその家族の参加を基本としつつ、ケアプラン原案に位置付けた指定居宅サービス等の担当者を召集して行う会議のこと。

【目的】
ケアマネージャーは、サービス担当者会議の開催により、利用者の状況等に関する情報を担当者と共有するとともに、当該ケアプランの原案の内容について、担当者から専門的な見地からの意見を求めるものです。

【開催のタイミング】
① ケアプランの原案を新規に作成した場合に行う
② 要介護認定を受けている利用者が要介護更新認定を受けた場合に行う
③ 要介護認定を受けている利用者が要介護状態区分の変更申請する場合に行う

以上3つの時点で、担当者会議等を行っていない時、当該月から当該状態が解消されるに至った月の前月まで減算する。つまりご利用者様の状態に変化があった時にケアマネージャーはかかわっている機関各職種の方達と会議をしてケアプランと変更を速やかにして下さい、でないと減点しますよ!という意味合いです。
ただし、やむを得ない理由がある場合については担当者に対する照会等により意見を求めることができるものとする。と決められています。

ではやむを得ない理由というとどんなことがあるのでしょうか?
例)
①日程調整を行ったがサービス担当者の事由により出席が得られなかった場合
②ケアプランの変更であって、利用者の状態に大きな変化がみられない場合
③ 軽微な変更の場合
その他、現在の様に新型コロナによる感染予防で施設にご入居されているご利用者の方との面会が出来ない場合等もやむを得ない理由になると思います。実際に私も何人かのケアマネージャーさんから照会状をもらい記載させてもらっています。

最後に会議はどんな風に進められるのかをご紹介致します。

【会議の流れの例】
司会はケアマネージャーが行い、会議の進行も主導していきます。
①会議の趣旨説明
②参加者の自己紹介
③利用者及び家族より、利用者の病状や自宅での過ごし方の報告
④各事業所からの利用者の近況報告
⑤ケアプラン原案の説明→意見交換、問題点がないかの確認

そしてケアプランをどんな風に変更するのかを具体的に取り決め後日、ご本人や家族、各事業所宛にケアプランと提示することになります。

皆さんの大切な家族様のケアマネージャーから「担当者会議をします」と連絡があった時にはぜひ参加され、状況の把握とご希望をお話になられるといいのではないでしょうか?

介護事業部 伊與木 貴美